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胎児エコーについて
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日本では、妊婦健診のたびに当たり前のように超音波検査(エコー)を行いますが、このような国は世界中で珍しいといわれています。妊婦さんやそのご家族にとっても、かわいい赤ちゃんを見られるので、エコーの 検査は楽しい時間のように思います。

超音波検査は、赤ちゃんが生きているかどうか、頭が下なのか逆子なのか、羊水の量が減っていないか、など妊婦健診において重要な検査です。それに加えて、胎児の体の作りが正常かどうかを確認することも大変重要な目的です。

なぜ体の作りを確認する必要があるのでしょうか?

もし胎児の病気が疑われた場合、診断(疑いも含む)、生後すぐに治療が必要なのかどうか、どのような治療を行うのか、治療によりどのように子供が育っていくのか?を妊娠中に知ることは、赤ちゃんやご家族にとって大きな利益があります。また、実際に生後すぐに治療を受けることで、赤ちゃんが元気に育つ疾患も多くあります。

超音波検査による体の作りの詳細な観察は、時間がかかりますし、経験が必要になります。

そのため、妊婦健診のたびに行うことはできません。検査に適切な時期(妊娠中に1回か2回)に十分な時間をかけて行えばよいとされています。​

当院は最新の超音波検査機器を導入しており、院長はこれまでに数多くの超音波検査を行ってまいりました。当院を受診される妊婦さんにも、当院の超音波検査をぜひ受けていただきたいと考えております。

 

観察に適した時期は、

妊娠12-13週(初期スクリーニング)

妊娠19-20週(中期スクリーニング) の2回です。

この時期だけは、妊婦健診とは別に予約をお取りください(平日をお勧めいたします)

30分ほどかけて院長が検査を行います。時間がかかる検査なので、通常の妊婦健診内では行いません。

初期スクリーニングでは、胎児はまだ小さいですが、大きな異常がないかを確認することができます。また、初期コンバインド検査という、染色体異常の確率を計算する検査を同時に行うことができます。

(当院ではご希望の方のみに行いますので、事前に遺伝カウンセリングのご予約をおとりください)

当院かかりつけの妊婦さんには、中期スクリーニングを全員に受けていただいております。

中期スクリーニングでは、胎児の体が十分に大きくなっているため、体の作りを詳細に観察します。

胎児の体の作りに異常が疑われた場合には、適切な専門医療機関へご紹介しております。

他の施設で健診を受けておられる妊婦さんも当院の超音波検査を受けていただくことができます。お電話、またはインターネットから

予約をお取りください。

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